敏感肌の人は、少しの刺激でも肌トラブルを
招いてしまいます。
だから、普通肌の人よりもていねいな洗顔が
必要になってきます。
また、洗顔後の保湿もとても大事です。
洗顔肌は季節の変わり目などの気温の変化、紫外線などの
刺激で、肌が乾燥してカサカサしたり、赤み、湿疹ができ
やすくなります。
そういうときに、ムリに洗顔やメイクをすると、
しみてヒリヒリしてしまいます。
それがもとで、深刻な肌トラブルへと発展してしまう
おそれがあります。
そうした事態を避けるカギとなるのが、正しい洗顔です。
洗顔ひとつで敏感肌を誘発するし、防ぎもするのです。
敏感肌でも、きちんとした洗顔をしていれば、
肌状態は安定してきます。
そのためには、以下の点に気を付けて洗顔することを
おすすめします。
★低刺激の洗顔料を使う
無添加や低刺激の弱酸性の洗顔料がおすすめ。
症状がひどいときは、pHが弱い、「微アルカリ性」の
洗顔料を使いましょう。
★ごしごしあらわず泡で洗う
手で直接触れてしまうと、摩擦で刺激を受けてしまいます。
だから、肌に直接触れないように、たっぷりの泡をつくり、
お肌を洗いましょう。
皮膚に刺激を与えるゴシゴシ洗いはNGです。
やさしく洗いましょう。
★ぬるま水で洗う
お湯や冷水を使うよりは、ぬるま水が良いでしょう。
お肌が敏感になっているので、ぬるま湯よりもさらに
温度の低いぬるま湯の方が、よりやさしく洗い流せます。
★やさしくタオルドライして水分を拭き取る
洗顔が終わって、拭くときは、ごしごしこすらないように。
やさしくタオルをあてて、抑えるように水気をふき取ります。
★すぐに保湿!
ここ、重要です。
洗顔をした後は、肌が乾燥しています。
乾燥させたままにならないように、すぐ保湿しましょう。
洗顔時は化粧水をかならずそばに置いて、
すぐつけられるようにしておきましょう。
そのあと、クリームでフタをするのも忘れずに。
お肌のうるおいを保つためには、セラミドや皮脂が必要です。
これらは加齢とともに少なくなってしまいます。
だから、誰もが敏感肌になる可能性があるのです。
セラミドとは、角質細胞間脂質のことです。
細胞と細胞の間をスポンジのように水分をたくわえ、
蒸発を防いでいます。
これが不足すると、角質細胞がはがれやすくなり、
バリア機能が低下します。
だから外部刺激を受けやすくなります。
このように、減ってしまったセラミド、それにヒアルロン酸や
コラーゲンを補うために、敏感肌の方は、これらの成分が高配合
された化粧水を選ぶと良いでしょう。
化粧水は価格ではなく、「たっぷり使えるか」で選ぶこと。
高価な化粧水を買っても、出し惜しみして少ししか使えない
ようなら、効果は期待できません。
コットンに浸してつける方法は、摩擦で症状を悪化させて
しまうことがあります。
手のひらでつけるようにしましょう。
そのあと、乳液やクリームで、最後に仕上げて、
うるおいをとじこめましょう。
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